どらちゃんの徒然日記

クローン病に負けるな!まだまだ人生を諦めていないアラフィフ女子の日々のことを徒然に書き綴ります

今年も終わるというのに

 病で始まって病で終わった2019年だったと思う。細木数子の占いなら大殺界なのだろうか。それくらい、去年あたりからついてないのである。

 痛みがずっと消えない。9月に入ってから出てきてそれこそ毎日あるので疲れてしまう。もちろん、痛み止めが功を奏したり、鍼灸の治療が効いたり、痛みがない時間もあるが、自分の体だけれど投げ出したくなるくらい痛みが続いている。

 

 痛みの原因ははっきりしてないけれど、ずっと患っているクローン病が何かしら関わっているのだろうというのが主治医の見解である。でも「ここでこうなっているから」というものがないのである。

 先生は痛みがあることは絶対否定しないし気のせいだとか精神的なものだとかそういうことは言わないのでまだ救われるのだが、打つ手がないというのが本当のところだろう。現代の進歩している医学でもわからないことはいっぱいあるのである。それは仕方がないのだと思うが、科学的に証明されない痛みはどう対処していいのか、自分の気持ちの持っていきどころがないのである。

 

 今年もあとわずかで巷では忘年会のシーズンである。

 私はお酒は嫌いではないし、飲み会自体も嫌いでないから宴会シーズンは楽しいのだけれど、今年はもうどこにも行く予定がない。だいたいこの調子で怖くてお酒も飲めない。いや、飲んでみたら案外痛みが治るかもしれないと淡い期待もしてみたりするが…

 

 何のために生きているのかと今日は問いたくなっている。別に死ぬ勇気もないし自殺を実行に移すほどの元気もないのだけれど、ふと考えると涙が出てくるのである。

 

 この世にたくさんの病があって今日もどこかで病と闘っている人が大勢いると思うし、病だけが大変なことではないので他のことで戦っている人もいると思う。

 どうか闘いに敗れることなく勝利して新しい年を迎えたいと思う。

 

 「痛みがあっても振り回されない」とか「痛みがあってもどうやって楽しく生きるかが大切」などと退院の時はほざいていた自分が、今は痛みに振り回され、楽しいと思えない日が多い毎日を送っている。

 なかなか情けない。

 

 そしてこの世は「小さな親切大きなお世話」が本当に多い。病気にはこれがいい、あれがいい、あなたの考え方を変えれば病気が治る等々…

 仕事は休職中だが、辞めない方がいい、辞めた方がいい、みんなそれぞれいうことが違う。いや、みんな良かれと思って言ってくれていると思いたいが、そんな素直な気持ちも毎日痛みがあると持てないひねくれている自分がいる。

 

 病気していなければわからなかったこと、気づけなかったこと、出会えなかった人などは確かにあるけれど、未熟者の私は「病気になって良かった」とはまだ思えないのである。